【前回のあらすじ】弟が生まれ、母からの愛情不足によってストレスを溜めるおみ。そんな中、転園先の保育園で初めての友人Mちゃんとの仲を深めるも、自分はモブキャラであると位置づけるように。おみの中の何かが歪んでいく…。
保育園での生活はMちゃんのお陰で割と楽しく過ごせ、関わる先生方も明るく楽しい先生ばかり。いつの担任だったか覚えていませんが、H先生という女性の保育士さんが、私の園生活にいつも配慮してくれる優しくて大好きな先生だったのを覚えています。信頼をおける大人もいるという事を知る経験でした。
ある時、保育園のお迎えの時間母が来るのを待っていると、同じクラスのNちゃんとYちゃんのママ二人が談笑しながら入ってきた。NちゃんとYちゃんのママ二人は当時10代後半~21歳くらいに見える若いギャル。染髪やギャルメイクを見慣れていない当時の私には新鮮でつい口走ってしまいました。
おみ:「NちゃんとYちゃんのママって、とっても綺麗だね!」
ママ2人:「ありがとう~!おみちゃんっていい子だね~。」
およそこんなやり取りがあった後、母に言われました。
母:「さっきのやり取りは何?お母さん、NちゃんとYちゃんのママとは気が合わないし、見下されている感じで嫌いなんだよね。だから仲良くしないで。」
大人達の複雑な人間関係なんて、子供にとっては知ったこっちゃないし、母の歪んだ価値観の強要が怖いと感じてしまう出来事でした。こんな言葉、心の中で思っていても子供には伝えないで欲しかった。でもこの時の母の気持ち、大人になった今なら少し分かってしまう自分もいて複雑です。
つづく…
【あとがき】怖さに慣れ、文章入力もノッてきてしまった。。はー。
では、また!
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